語学学校とカレッジの間にある、もう一つの学びの選択肢
Winnipeg Adult Education Centre(WAEC)は、カナダ・マニトバ州ウィニペグにある 社会人向けの公立高校です。語学学校とも、カレッジ・大学とも異なる立ち位置にあり、「次のステップに進むための準備期間」として非常にユニークな役割を持つ教育機関です。
WAECとはどんな学校か
WAECは、Winnipeg School Division が運営する公立の成人教育機関で、主に18歳以上の社会人や新移民の方が学んでいます。
- 公立校ならではの安定した教育環境
- 高校科目を実際に履修できる
- EAL(English as an Additional Language)クラスあり
「英語を学ぶ」だけでなく、英語で“学ぶ”経験ができる学校です。
語学学校との違い
WAECは語学学校の代替ではありません。
- 語学学校:
英語そのものを学ぶ場所 - WAEC:
英語を使って教科を学ぶ場所
そのため、「ある程度の英語力があり、次の段階を目指す人」に特に意味のある選択肢になります。
高校留学生にとっての位置づけ
高校留学を考える方にとって、Grade 12(12年生)の英語科目は最難関と言われます。
WAECでは、そのGrade 12 English を実際に履修することができるため、
- 英語力の現実的なレベル感を知る
- カナダの授業スタイルに慣れる
- 進学前の準備として自分を試す
といった目的での活用が可能です。
EALクラスについて
WAECでは、英語力が十分でない方向けに EALクラス が開講されています。
- 英語に不安がある方でも入学可能
- 段階的に高校科目へ進める
- 語学学校からのステップアップ先として利用しやすい
そのため、Heartlandなどの語学学校と組み合わせるという学び方も現実的な選択肢になります。
学生としてのメリット
WAECに在籍すると、Winnipeg School Division の学生として扱われます。
これにより、
- 公立校の各種サポート
- 学生向けイベントやセミナー
- 週3回の無料ランチ提供
- 就職関連セミナーへの参加
など、語学学校では得られない経験が可能です。
向いている人
WAECは、次のような方に向いています。
- 語学学校の次のステップを探している方
- カレッジ・大学留学前の準備をしたい方
- 英語で授業を受ける経験を積みたい方
- 社会人として落ち着いた環境で学びたい方
「学習の質」を重視する方に合う学校です。
向いていない可能性がある人
一方で、以下の点は事前に理解しておく必要があります。
- 学生の多くが大人・移民背景の方
- 友人関係づくりに時間がかかる場合がある
- 語学学校のような多国籍交流は少なめ
にぎやかな留学生活を求める方には、
物足りなく感じる可能性もあります。
【在校生としてのコメント】(一次情報)
※ ここからは、本サイト運営者自身の体験に基づく情報です。
私は現在、WAECで 高校3年生(グレード12)の英語の授業(ENG40S)を実際に受講しています。
高校留学生にとって最も難しいとされる科目を体験することで、
- どの程度の英語力が必要なのか
- 授業の進み方
- 評価のされ方
を、現場で確認する目的で受講しています。
語学学校とは明らかに異なり、「英語が分かる」だけでは足りないことを日々実感しています。一方で、この環境を経験してから次に進むことは、留学全体の失敗リスクを大きく下げるとも感じています。私は 2025年9月から1学期のみ受講し、2026年1月末に修了予定です。修了後には、より詳しい体験談を公開する予定です。
ウィニペグという都市との相性
ウィニペグは、
- 生活費が比較的抑えやすい
- 落ち着いた学習環境
- 誘惑が少なく勉強に集中しやすい
という特徴があります。WAECは、このウィニペグの都市特性と非常に相性の良い教育機関です。