変わりたい気持ちは、ずっとある
今のままでいいとは思っていない。
でも、大きく不満があるわけでもない。
「いずれ何か変えたい」
「このままでは終わりたくない」
そんな気持ちを、
何年も心のどこかに置いたまま、
日々を過ごしている人は少なくありません。
それなのに、
実際には何も変わらない。
動けない自分を見て、
「意志が弱いのではないか」
「覚悟が足りないのではないか」
と、自分を責めてしまう。
でも、ほとんどの場合、
理由はもっと単純です。
動けないのは、怖いからではない
多くの人は、
「変化が怖いから動けない」
と思っています。
確かに、それも一部はあります。
でも本当の理由は、
何が起きるかが、まったく想像できないから
です。
・失敗する未来
・成功する未来
・何も変わらない未来
どれも、はっきり描けない。
人は、
悪い未来よりも、
見えない未来に強い不安を感じます。
今の環境は「予測できる世界」
今の生活は、
ある程度、先が読めます。
来月の予定。
来年の立場。
数年後の生活。
大きな驚きはないかもしれませんが、
予測できるという安心があります。
一方で、
何かを変えるということは、
この「予測できる世界」を一度手放す、
ということでもあります。
それは勇気の問題ではなく、
人として自然な反応です。
人は「判断を増やす」ことに疲れる
もう一つ、大きな要因があります。
変化を選ぶということは、
判断の回数が一気に増える、
ということです。
・何を選ぶか
・どこへ行くか
・誰と関わるか
・何が正解かわからない中で決める
今の環境では、
すでに決まっていることが多く、
判断する必要があまりありません。
人は、
判断が増えると、
一時的に強いストレスを感じます。
無意識に、
それを避けようとします。
動けないのは、慎重な証拠でもある
ここで、
見方を少し変えてみてください。
変わりたいのに動けない人は、
軽率ではありません。
むしろ、
・考えすぎる
・先を想像する
・失敗を避けようとする
こうした傾向があります。
それは欠点ではなく、
責任感の強さでもあります。
ただ、その慎重さが、
今は足を止めているだけです。
変化は「決断」から始まらない
多くの人は、
変わるためには、
大きな決断が必要だと思っています。
でも実際には、
変化は決断から始まることのほうが少ない。
・違和感を放置しない
・今の環境を言葉にしてみる
・別の生き方があることを知る
こうした小さな認識の変化が、
あとから行動につながります。
動けない時期は、
何も起きていないようで、
内側では整理が進んでいることもあります。
今は、止まっているように見えるだけ
外から見ると、
何も変わっていないように見えても、
本人の中では、
確実に思考が深まっています。
それは、
「停滞」ではなく、
準備段階です。
無理に背中を押す必要はありません。
焦らせる必要もありません。
今は、
自分の感覚を信じていい時期かもしれません。
動けない自分を、否定しないでほしい
変わりたいのに動けない。
その状態は、
失敗でも、甘えでもありません。
それは、
次の選択肢を考え始めている証拠です。
すぐに答えを出さなくていい。
行動に移さなくてもいい。
ただ、
「なぜ動けないのか」を
自分なりに理解してみてください。
そこから先は、
自然と見えてくるものがあります。
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